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犬の痛み止めならステロイドか非ステロイドのどちらがおススメなの?
愛犬とお散歩中、急に右側の後ろ足を挙げだした。
そして足をかばうような姿勢で歩いてしまう。
恐らくそれは後ろ足を痛がっているのでしょう。
動物病院に行ってレントゲン検査を受け、
骨に異常がないと判断した場合には痛み止めのお薬が処方されます。
ただ、
- ステロイドの痛み止め
- 非ステロイドの痛み止め
のどちらかのタイプが処方されます。
ここで「痛み止めでステロイドと非ステロイドの違いって何ですか?」
と気になっている方もいるでしょう。
簡単にいうとステロイドはホルモン剤です。
人間にも犬にも副腎という臓器があります。
副腎から分泌される物質がステロイドです。
- 痛み止め
- アレルギーを抑える
- 解熱剤としての効果
- アナフィラキシーショックを抑える
- ニキビなどの炎症を抑える
- 神経に作用し麻痺を改善する
などのたくさんの効果があります。
非ステロイドは私たちの体には存在していません。
- 痛み止め
- 解熱剤としての効果
大まかに見るとこの2つだけです。
- アレルギーを抑える
- アナフィラキシーショックを抑える
- ニキビなどの炎症を抑える
- 神経に作用し麻痺を改善する
などの効果をなくしたお薬が非ステロイドだと理解してください。
そう書くと、「じゃ、圧倒的にステロイドの方がよいじゃないですか!
非ステロイドなんていらないのでは!?」とさえ思った方もいるでしょう。
ですが、ステロイドの方が効果が多い分、副作用も多いです。
ステロイドの主な副作用としては肝臓に負担がかかり
肝障害を引き起こす可能性や糖尿病になる危険性もあります。
「やっぱり痛み止めは非ステロイドですね」と考え直した方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
たとえばステロイドの効果は痛み止めだけでなく神経の麻痺にも効果があります。
だから、愛犬がもし椎間板ヘルニアの初期で痛みとともに
麻痺も見られる場合には圧倒的にステロイドの方がおすすめです。
非ステロイドには麻痺を改善する効果がないからです。
また、変形性脊椎症のような背骨の変形による痛みと神経の麻痺にもステロイドの方がおすすめです。
つまり椎間板ヘルニアや変形性脊椎症による痛みには圧倒的にステロイドの方がおすすめです。
それ以外の膝蓋骨脱臼などの関節の痛みには
副作用の少ない非ステロイドの痛み止めがおすすめです。
非ステロイドの痛み止めの代表選手はメタカムです。
⇒犬用メタカムシロップ
ステロイドの代表選手はプレドニゾロンです。
⇒プレドニゾロン5mg
最後にまとめますと、非ステロイドもステロイドも一長一短あります。
同じ愛犬の痛みでも非ステロイドの方がよい場合もあればステロイドの方が良い場合もあります。
「なんだ偉そうに!お前誰だよ!?」と思われた方、
私は日々動物病院で診療している獣医師です。
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